空港の飲食店に対して「観光地価格で割高なのではないか」「本店の味と違って質が落ちているのではないか」という懸念を持つ読者も少なくありません。しかし、新千歳空港のラーメン道場に関しては、その認識は明確な誤解と言えます。
第一に、ラーメン道場内の店舗はすべて道内各地の本店や有名店が直営、あるいは厳格な味のライセンス管理のもとで出店しています。スープの仕込みや麺の熟成管理、特注のタレに至るまで本店と同等の基準で運用されており、「空港だから味が落ちる」という事実は一切ありません。
第二に、「とりあえず一番行列の長い一幻に並べば間違いがない」という固定観念によるタイムロスです。北海道ラーメンの真髄は、札幌の札幌味噌ラーメン、旭川の醤油、函館の塩、さらにはオホーツクや釧路の魚介系といった「地域ごとの多様性」にあります。自分の好みのスープ系統(こってり味噌、香ばしい鶏白湯、淡麗塩など)を明確にして店舗を選んだほうが、結果として満足度が大幅に高まるケースが多々あります。