本作の圧倒的なドラマ性を支えているのが、劇団☆新感線の座付き作家であり『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』を手掛けた脚本家・中島かずき氏と、高橋渉監督の強力なタッグです。
中島氏が得意とする外連味(けれんみ)あふれる熱い演出と、怒涛の伏線回収が見事に融合。荒唐無稽な巨大ロボットバトルを繰り広げながらも、根底に流れる家族の情愛を決してブレさせない構成力が高く評価されました。2014年の第18回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門において優秀賞を受賞したことからも、そのクオリティの高さが窺えます。
作中で放たれる数々のセリフも、色褪せない名言として語り継がれています。
「俺の体は偽物かもしれない。だけど、しんのすけを思うこの気持ちは本物だ!」
「しんのすけ、お前は大きくなれよ」
機能停止を目前にしたロボとーちゃんが、息子の頭を撫でながら遺した最期の言葉。父親が生涯をかけて子どもに伝えたい願いが凝縮されたこの名シーンは、日本アニメ史に残る屈指の名場面として今なお語り草となっています。