なぜ杏さんは、母親との関係を清算しようとしたのでしょうか。裁判資料や当時の報道によって明らかになったのは、単なる契約上の行き違いではなく、長年にわたる精神的束縛と宗教的支配でした。
実母はことあるごとに宗教団体の霊能者や教えに頼り、杏さんの仕事選びやプライベートな交際相手、さらには結婚生活にまで干渉を繰り返していたと報じられています。杏さんがいくら稼いでも、その資金が母親を通じて再び教団側へ流れていくことへの強い不信感と恐怖があったことは想像に難くありません。
「これ以上、母親の金銭トラブルや過度な干渉に巻き込まれては自分の人生が壊れてしまう」――苦渋の決断の末に杏さんが選んだのは、母親からの完全な精神的・経済的自立、すなわち絶縁への道でした。