細木数子さんの足跡を振り返る上で欠かせないのが、2000年代のテレビ界で巻き起こした社会現象です。独自に編み出した「六星占術」の解説本は累計発行部数1億部を突破し、ギネス世界記録にも認定されました。
『ズバリ言うわよ!』や『幸せって何だっけ〜カズカズの宝話〜』などの冠番組では、「地獄に堕ちるわよ!」という強烈な決め台詞とともに、迷えるタレントや一般視聴者を一刀両断。その歯に衣着せぬ毒舌と、根底にある情に厚いアドバイスがお茶の間を釘付けにしました。
しかし、視聴率女王として君臨していた2008年、突如としてすべてのレギュラー番組を降板。「本業である占術の継承と自身の充電」を理由に挙げ、華やかなテレビの世界から潔く身を引きました。引き際の美学を自ら実践した点も、細木数子という人物の凄みを物語っています。