スーツのボタンを閉める正しい基準と一番下を外す理由【2026年最新版】

スーツのボタンを閉める正しい基準と一番下を外す理由【2026年最新版】

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現代のビジネスウェアで流通しているスーツには、ボタンの数や配列によって複数のバリエーションが存在します。手持ちのジャケットがどのタイプに該当するかを把握し、正しいボタンの掛け方を選択しなければなりません。

スーツの種類留めるボタンの位置座る際の動作(男性)よくある誤用・リスクシングル2つボタン(標準仕様)上段のみ閉め、下段は常に外す着席時にすべて外し、起立時に上を留める両方留めると腹部に強い横ジワが生じる段返り3つボタン(トラッド・クラシック)中段のみ閉め、上段・下段は外す着席時に中段を外し、起立時に中段を留める第一ボタンを留めるとラペルの返りが潰れる標準3つボタン(クラシックスタイル)上2つ留め、または中段のみ留める着席時に外し、起立時に復元する一番下まで全留めすると裾が跳ね上がるダブルブレスト(4つまたは6つボタン)重なりの中段ボタンと内掛けボタンを留める着席時も原則留めたまま(外さない)すべて開けると前身頃がだらしなく垂れ下がるレディーススーツ(1つまたは2つ)すべてのボタンを留める(全留め)着席時も外さず留めた状態を維持する下を外すと身頃が広がりだらしなく見える

特に見落とされがちなのが、アイビーやクラシコイタリアで愛好される「段返り3つボタンスーツの着こなし」です。段返りジャケットの第一ボタンは、ラペル(下襟)の裏側にロールするように最初から織り込まれており、留めるためのものではありません。これを無理に留めてしまうと、職人が意図して作り出したふんわりとした立体的な襟のロール(ラペルロール)を台無しにしてしまいます。留めるのは真ん中ひとつのボタンのみという原則を徹底しましょう。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。