鞆の浦観光の完全ガイド|ポニョの聖地と歴史が息づく港町の魅力と巡り方

鞆の浦観光の完全ガイド|ポニョの聖地と歴史が息づく港町の魅力と巡り方

話題沸騰中の 鞆の浦観光の完全ガイド|ポニョの聖地と歴史が息づく港町の魅力と巡り方について、主要な情報をご紹介しています。

旅の満足度を決定づけるグルメ体験において、鞆の浦は独自の食文化を誇ります。現地で必ず味わっておきたい代表格が「鯛めし」と「保命酒」です。

鞆の浦は古くから「鯛網(たいあみ)」漁で知られる瀬戸内有数の真鯛の産地です。激しい潮流に揉まれて育った真鯛は身が引き締まり、上質な脂が乗っています。地元の食事処で提供される鯛めしには、土鍋でふっくらと出汁とともに炊き込むタイプと、新鮮な刺身をご飯に乗せて特製タレや出汁をかける海鮮丼タイプがあり、どちらも鯛本来の甘みと旨みが凝縮されています。休日の昼時は人気店に行列ができるため、11時30分前の早めの入店が賢明です。

一方、江戸時代初期に医師・中村吉兵衛が創薬したとされる「保命酒(ほうめいしゅ)」は、鞆の浦に現存する4軒の蔵元でのみ醸造されている薬味酒です。もち米、米麹、焼酎をベースに、高麗人参、菊花、丁子(ちょうじ)、桂皮など16種類の生薬を漬け込んで造られます。みりんのような濃厚な自然の甘みとハーブのスパイシーな香りが特徴で、幕末にはペリー提督一行への接待にも振る舞われました。各蔵元によって生薬の配合割合や風味が異なるため、町歩きの途中に試飲をしながら好みの味を探すのも鞆の浦ならではの醍醐味です。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。