「施術を受けた当日の夜に強烈な眠気に襲われた」「翌朝、体が鉛のように重くなった」という体験談は少なくありません。これを副作用と誤解して治療を中断してしまう人もいますが、多くは鍼治療における好転反応(瞑眩反応)の範疇です。
長期間滞っていた局所の老廃物が血流の回復によって一気に全身を巡り、一時的に肝臓や腎臓で解毒処理が行われる過程で、強い倦怠感や微熱が生じます。特に鍼の刺激に敏感な人ほど、この翌日の体調変化が明瞭に現れます。
通常、この重だるさは24時間から48時間程度で消失し、その後は以前よりも体が格段に軽快するステージへと移行します。水分を多めに摂取して安静に過ごすことが、好転反応を速やかに乗り越える秘訣です。