SNSやネット掲示板、Q&Aサイトにおけるリスナーの反応を検証すると、『ルージュの伝言』に対する認識は世代や聴いたタイミングによって鮮烈な二面性を持っています。
ジブリ映画を通じて幼少期に親しんだデジタルネイティブ世代からは、「ジブリの可愛い曲だと思って無邪気に歌っていたけれど、大人になって歌詞を読み直してゾッとした」「浮気した彼氏の部屋の鏡にルージュで落書きして、彼のオカンに告げ口しに行くってメンタル強すぎないか」といった驚きの声が頻繁に投稿されています。
一方で、昭和・平成のリアルタイム世代や音楽愛好家からは、「失恋をジメジメ描くのが主流だった時代に、こんなにカラッとした仕返しを描けるユーミンのセンスが衝撃だった」「山下達郎のコーラスワークが完璧すぎて、何百回聴いても飽きない」というクオリティ面への賛辞が目立ちます。可愛いポップスという表層と、痛快なリベンジ劇という深層のギャップこそが、ネット上で定期的にバズを生み出す強力な要因となっています。