マイファーストストーリーの現在は、単なるラウドロックバンドの枠を大きく飛び越え、日本のポピュラー音楽界において確固たるスタジアム級の存在感を誇っています。2011年夏の結成から15年近くの歳月が流れ、インディーズでの泥臭いライブハウス行脚からスタートした彼らは、数々の試練を経験してきました。
バンドの歴史を語る上で避けて通れないのが、メンバーの変遷と脱退のドラマです。結成当初のオリジナルメンバーは、Hiro(Vo)、Sho(Gt)、Teru(Gt)、Nob(Ba)、Masack(Dr)の5人でした。しかし、バンドが急成長を遂げていた2015年末、リーダーでありメインコンポーザーを務めていたギタリストのShoが家庭の事情などによりライブ活動を休止。裏方(クリエイティブメンバー)として支える形へシフトします。
さらに2016年3月には、結成時からのグルーヴを支えていたドラマーのMasackが脱退を発表。バンド崩壊の危機とも囁かれたこの局面で、卓越した手数の多さとパワーを兼ね備えたKid'zが電撃加入しました。マイファスのメンバー脱退と経歴を振り返ると、このピンチを契機に4人の結束は強まり、同年の日本武道館単独公演の成功へと直結していったことが分かります。
現在のマイファスは、以下の強靭な布陣によって運営されています。
- Hiro(Vo):圧倒的なハイトーンボイスと強烈なカリスマ性、軽妙なトーク力でバンドの顔を務めるフロントマン。
- Teru(Gt):アグレッシブなリフワークとダイナミックなライブパフォーマンスでステージを牽引する熱血漢。
- Nob(Ba):サウンドのボトムを支え、高度なテクニックと音楽理論で楽曲アレンジの要を担う最年長メンバー。
- Kid'z(Dr):加入以降、バンドの推進力を劇的に引き上げた超絶技巧派ドラマー。
かつての荒々しさに加え、個々のプレイヤーとしての円熟味と、ストリーミング時代に最適化された柔軟なサウンドメイクを獲得した彼らは、2026年現在も常にアリーナクラスの動員力をキープし続けています。