楽曲の根底を流れるテーマを探る上で鍵となるのが、タイトルである「メタモルフォーゼ(Metamorphose)」という言葉です。ドイツ語やギリシャ語に由来し、「変身」「変態(生物の脱皮や羽化)」「劇的な変化」を意味します。
歌詞全体を通して描かれているのは、迷いや傷つきやすさを抱えていた主人公が、激しい恋や別れ、自己との対峙を経て、強くしなやかな大人の女性へと生まれ変わっていくプロセスです。殻を破り捨てて新たな自分へと脱皮していく決意が、スピード感あふれるメロディとともに歌い上げられています。
アイドルの枠組みを自ら飛び越え、表現者として進化を続けていた当時の工藤静香自身のリアルなスタンスとも重なり合い、同世代の女性リスナーを中心に熱烈な共感を集めました。