芸能界の頂点に立っていた細木氏でしたが、2008年3月をもって突如すべてのレギュラー番組を終了させ、テレビ界から身を引きました。当時、TBSとフジテレビの看板番組が改編期に合わせて一斉に幕を閉じたことは、放送業界に大きな衝撃を与えました。
当時、細木氏本人が会見や番組内で語った降板理由は、「本業である六星占術の鑑定と後継者の育成、そして自身の充電のため」という極めて前向きなものでした。書籍の執筆や個別鑑定に割く時間が激減していたため、占い師としての原点に立ち返りたいという主張です。
当時すでに70歳を迎えていた細木氏にとって、毎週複数の冠番組を収録し、東京と京都を往復するハードスケジュールは体力的にも限界に近づいていました。本人の公式声明としては、「惜しまれるうちに自ら幕を引く」という美学に基づく降板劇として処理されたのです。