かつて仙台市内には、中心街の一等地にあった「仙台東映プラザ店」や、郊外型大型商業施設の核となっていた「ディズニーストア 仙台ザ・モール長町店」が存在していました。特に長町店はファミリー層を中心に長年親しまれていましたが、惜しまれつつ営業を終了しました。
撤退の大きな要因となったのは、ウォルト・ディズニー・カンパニーによるグローバル規模でのリテール戦略の見直しです。2020年代初頭から、ディズニーは全世界で実店舗網のスクラップ&ビルドを推し進め、公式オンラインストア「ディズニーストア.jp(旧ショップディズニー)」を中心としたEC直販モデルへ急速に軸足を移しました。
加えて、コロナ禍以降の商業施設における集客構造の変化やテナント契約の更新タイミングが重なり、仙台エリアからの撤退が決断されたとみられます。単なる地方軽視ではなく、デジタルシフトと旗艦店集中戦略という巨大資本の合理化が背景にあったと言えます。