かつてはアイドルの身体的な隙を見つけると鬼の首を取ったように騒ぎ立てたネット空間だが、受け手であるファンの意識にも確かな地殻変動が起きている。極端なルッキズムやプライベートの過度な詮索に対して、「そこまで求めるのは時代遅れ」「生身の人間としてリスペクトすべき」という冷静な声が主流を占めつつある。
ファンが求めているのは、マネキンのような無機質な完璧さではない。生身の人間が重力に抗い、汗を流しながら表現するエネルギーそのものだ。激しいステップで乱れる呼吸、流れる汗、そしてステージをやり切った後の清々しい表情。
スポットライトの下で躍動する彼女たちを、欠点を探す冷ややかな視線から解き放ち、ひとりの表現者として正当に評価する文化。それこそが、高画質化とSNSの狂騒を通り抜けた先にある、これからのエンターテインメントの健全な姿なのかもしれない。 (出典: アイドル 脇毛(Yahoo!ニュース))
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