ひび割れた強化ガラスフィルムの除去は、通常の樹脂製フィルムとは全く異なる危険を伴います。ガラスフィルムに亀裂が入っている状態で角から無理に持ち上げると、曲げ応力によってガラスが粉々に砕け散り、微細なガラス片が指や目、端末の隙間に飛び散る危険があります。
割れたガラスフィルムを安全に外す3ステップ
- 表面全体のテープ養生(必須工程): 剥がす作業に入る前に、割れたガラスフィルムの表面全体を覆うように、透明なOPP梱包テープや幅広のセロハンテープを隙間なく貼り付けます。この下処理により、作業中にガラスが割れ増ししても破片がテープ側に保持され、飛散を完全に防ぐことができます。
- 最も割れが少ない角からアプローチ: クラック(ヒビ)が集中している角から剥がそうとすると、その部分だけが千切れて残ってしまいます。四隅の中で最もひび割れが少ない健全な角を探し、そこに前述のカードまたはテープを仕掛けます。
- 低角度を維持して一定速度で剥がす: ガラスフィルムを上方向に大きく折り曲げるように引っ張ると、ガラスの限界曲げ半径を超えて再破断します。画面とフィルムの角度をできる限り小さく(水平に近い状態)保ちながら、カードを奥へと前進させて吸着を解いていくのが最大のコツです。