かつての老朽化した宿舎の建て替えに伴い実施されたのが、大規模な「赤坂議員宿舎建設プロジェクト」だ。民間資本とノウハウを活用するPFI(Private Finance Initiative)方式が導入され、2000年代半ばに最新鋭のタワー型宿舎として生まれ変わった。建設当時はコスト削減や維持費の効率化が謳われていたものの、実際の総事業費や年間の維持管理費には多額の公金が投じられている。
共用スペースには会議室や面談室が備えられ、要人防衛の観点から警察官の常駐態勢や強固な防犯設備が張り巡らされている。こうしたハード・ソフト両面の手厚いサポートは、地方から上京する国会議員にとって極めて快適な環境を提供する一方で、その維持コストを実質的に公費が下支えしているという批判を打ち消すには至っていない。