「コマウォ」と感謝を伝えられた際、どのように返すのが最も自然なのでしょうか。日本の韓国語学習参考書では「どういたしまして=천만에요(チョンマネヨ)」と教えられるケースが長年続いていますが、実際のネイティブ会話では大きなズレが存在します。
チョンマネヨの使い方をめぐる現場の実態として、現代の韓国日常会話で「チョンマネヨ」を口頭で発するネイティブはほぼ皆無です。小説や翻訳映画の字幕など文語的な表現として残っているに過ぎず、会話で使うと芝居がかった不自然な印象を与えてしまいます。
相手から「コマウォ」と言われた際、状況に応じたコマウォへの返事の返し方として以下のフレーズを押さえておくのが実用的です。
- 아냐(アニャ):「ううん(何でもないよ)」。タメ口に対する最も自然で頻度の高い返し。
- 아니야, 내가 더 고맙지(アニヤ、ネガ ト コマプチ):「ううん、私の方こそありがとう」。相手の気遣いに温かく返す定番フレーズ。
- 별거 아니야(ピョルゴ アニヤ):「大したことないよ」「たいしたことしてないよ」。
- 뭘 이런 걸 가지고(ムォル イロン ゴル カジゴ):「これくらい何でもないのに」。親しい友人へのこなれた返し。
なお、相手が少し年上で「コマウォヨ」と丁寧語で言われた場合は、タメ口の「アニャ」ではなく「아니에요(アニエヨ:いいえ、とんでもないです)」や「별말씀을요(ピョルマルスムルリョ:とんでもないお言葉です)」と返すのが大人のマナーです。