紅茶のティーパックは何グラム?メーカー別茶葉の量とお湯の黄金比

紅茶のティーパックは何グラム?メーカー別茶葉の量とお湯の黄金比

紅茶のティーパックは何グラム?メーカー別茶葉の量とお湯の黄金比の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

スーパーやコンビニの棚に並ぶ紅茶のティーバッグを手に取ったとき、1袋にどれだけの茶葉が入っているかを意識したことがある人は多くないはずです。業界基準として、一般的な紅茶ティーバッググラム数は1袋あたり約1.8g〜2.2g(平均2.0g)に設計されています。

そもそも、茶葉(リーフ)からポットで淹れる場合の標準量は「カップ1杯につきティースプーン1杯(約2.5g〜3.0g)」が定石とされています。これに対し、ティーバッグ1袋茶葉量が約2.0gと少なめに設定されている理由は、茶葉の加工形状に秘密があります。ティーバッグには、抽出速度を飛躍的に高めるために細かく粉砕された「ファニングス(F)」や「ダスト(D)」と呼ばれる規格の茶葉、あるいは丸い粒状に加工された「CTC製法」の茶葉が主に採用されています。

茶葉の表面積が広いため、わずか2g前後の分量であっても、熱湯を注げば短時間でしっかりとした水色(すいしょく)と豊かなコクが溶け出す構造になっています。逆に言えば、2.0gという数字は「カップ1杯分(約150ml)の熱湯でちょうど良く抽出される限界値」として計算し尽くされた数値なのです。

なお、日常会話では「ティーパック」と「ティーバッグ」の双方が使われますが、包装用語としての「パック(pack)」が混ざった和製英語がティーパックであり、紅茶本来の浸出用小袋を指す正式名称は「ティーバッグ(tea bag)」です。どちらを使っても日常会話では通じますが、商品パッケージや専門書ではティーバッグと統一して表記されています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。