水質汚染の深刻さはチタルム川単体に留まりません。国際的な環境調査において世界三大汚い川や深刻な汚染河川ランキングの上位には、アジア各国の主要河川が名を連ねています。
インドの首都デリーを流れるヤムナー川では、洗剤や未処理の下水、工業廃水が混ざり合うことで、化学物質による雪山のような白い有毒な泡(化学泡沫)が水面を覆い尽くす現象が日常化しています。住民やヒンドゥー教の巡礼者がこの有毒な泡の中で沐浴を行う姿は、世界的にも大きな懸念材料です。
また、ヒンドゥー教の聖なる母なる川であるガンジス川の汚染状況も依然として深刻です。数億人の生活排水に加え、遺灰や水葬遺体、皮革工場からの猛毒廃水が流入し、大腸菌群数は安全基準の数百倍から数千倍を記録し続けています。これらの河川はすべて、地球規模の環境汚染と直接結びついています。