金融メディア編集部が実施した独自ヒアリングやネット上の実体験データを分析すると、コンビニATMでの手数料支払いに対する意識の二極化が浮き彫りになります。
都内IT企業に勤務する30代男性は次のように語ります。
「キャッシュレス決済が中心になり、現金を使う機会は減りました。しかし飲み会の割り勘や急な冠婚葬祭でどうしても現金が必要になり、深夜にセブンイレブンのATMへ駆け込むことがあります。画面に『時間外手数料330円』と出た瞬間、猛烈なもったいなさを感じますが、背に腹は代えられず押してしまう。月2回それをやるだけで年間約8,000円。サブスク1本分を無駄にしていると気づいてからは、アプリで無料判定条件をクリアしました。」
一方で、地方都市に住む40代女性からはこんな声も聞かれます。
「駅前のみずほ銀行店舗が統廃合で遠くなり、最寄りのセブンイレブンが実質的なメインバンク代わりです。預金残高を30万円以上キープし、月数回の無料枠の範囲内だけで生活防衛しています。一度でも有料時間帯に引き出すと損をした気分になるので、月初にスケジュールを決めて現金を引き出す習慣がつきました。」
現場の声が示しているのは、「事前の仕組みづくりをしている人は1円も払わず、無頓着な人ほど年間数千円単位のコストを垂れ流している」という冷酷な格差です。