メガヒットを連発するシネコンの熱気とは一線を画し、独自のキュレーションで映画文化の奥深さを発信し続けているのが大阪のミニシアター群です。十三の「第七藝術劇場」や「シアターセブン」、中崎町にほど近い「プラネット・プラス・ワン」、そしてテアトルシネマグループの「シネ・リーブル梅田」など、大阪のミニシアターで展開される単館上映は、映画通から熱烈な支持を集めています。
これらの劇場では、世界各国の国際映画祭で絶賛されたアートハウス系作品や、社会問題に鋭く切り込むドキュメンタリー、若手監督の意欲的な自主制作映画などが連日スクリーンを彩っています。デジタル配信サービスでは決して出会えない希少な作品に出会える空間として、独自のコミュニティを形成しています。
一方、大阪における映画の舞台挨拶の最新情報を追うファンにとって、チケット獲得の競争率は年々激化しています。監督や主演キャストが登壇する記念上映は、TOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマが関西プレミアの会場に指定されるケースが大半です。現在、これらの特別チケットはチケットぴあやローソンチケットなどのプレイガイドによる「プレリザーブ(先行抽選)」が主流となっており、公式ファンクラブ枠や劇場会員の先行受付スケジュールを発売数週間前から綿密に把握しておくことが当選の絶対条件となっています。