撮影において最初に修正すべきは端末の保持位置です。多くの人が陥りがちなミスは、胸や顔の高さにスマホを構えて画面を見下ろすように撮影してしまうことです。これでは頭部が大きく強調され、全身のプロポーションが著しく崩れてしまいます。
全体のスタイルを最も美しく見せる基本位置は「おへそからみぞおちの高さ」です。端末を低めに構え、上部を自分側へ約5度〜10度ほど軽くチルト(傾斜)させることで、パースペクティブの効果により脚が長く伸び、自然な8頭身バランスが完成します。
手元の見せ方にも重要なテクニックがあります。端末をがっしりと握り込むのではなく、人差し指と小指で端末の上下を支え、中指と薬指を背面に軽く添える「3点支持のホールド法」を採用すると、指先が細く長く見え、所作そのものにエレガントな余裕が生まれます。シャッターは画面上のボタンではなく、音量調整ボタンを親指や人差し指で静かに押し込むことで、手ブレを劇的に抑えられます。