『銀魂』を語る上で絶対に避けて通れないのが、地上波放送の限界に挑み続けたギャグのキレだ。「前髪切りすぎた」「モザイク必須の雪像作り」、そしてあまりにも有名なお通ちゃんの放送禁止用語連発ライブ。一歩間違えれば放送事故になりかねないネタを、緻密な間と畳みかけるテンポで極上のエンターテインメントへと昇華させていた。
特に「竜宮篇」での老いネタや、「人気投票篇」におけるカオスなキャラクター同士の潰し合いは、今見返しても腹筋が崩壊するほどの威力を誇る。コンプライアンスの締め付けが厳しくなった2026年のメディア環境だからこそ、あの時代に彼らが暴れ回った自由すぎる足跡が、より一層輝いて見えるのも皮肉な真実だろう。