これほど劇的なドラマが毎週のように繰り広げられると、一部のネットコミュニティでは「事前にタレント事務所が仕込んでいるのではないか」「やらせではないか」という疑念が持ち上がることがあります。しかし、番組制作の現場実態を検証すると、そうした疑惑とは対極にある徹底的な人海戦術と泥臭さが浮かび上がってきます。
ディレクター陣は成田空港や関西国際空港の国際線到着ロビーに早朝から陣取り、1日あたり数百組以上の外国人に直接声をかける完全ガチンコ取材を敢行しています。そのうちカメラ取材の許可が出るのはごく一部、さらに目的地までの密着取材を快諾してくれるケースは数パーセント未満という過酷な打率です。
取材現場では、何時間も断られ続けた末にようやく得た密着であっても、途中で「やっぱり疲れたから取材はここまでにしてほしい」と断られてお蔵入りになるケースが日常茶飯事です。制作陣が何日も空港に通い詰め、膨大な空振りの果てにようやく巡り合う「本物の情熱」だけを厳選して放送に乗せているからこそ、作為のない純粋な感動が生まれます。「仕込みがないからこそ、面白いYOUに巡り会えなかった週はスタッフの焦りがそのまま画面に出る」という現場のリアルさこそが、最大の信頼の証拠です。