防草シート施工において、最も地道でありながら寿命を決定づけるのが下地処理です。プロの造園業者が実践する防草シート下処理の手順は、以下の4ステップで構成されています。
ステップ1:徹底的な除草と根茎の根絶
地表に見えている草を根元から手作業や草刈り機で刈り取るだけでなく、スコップを用いて土を掘り起こし、スギナやドクダミなどの地下茎を可能な限り取り除きます。繁殖力が極めて強い雑草が群生している場合は、敷設の約2〜3週間前に根まで枯らすタイプの非選択性茎葉処理除草剤を散布し、完全に枯殺させておくのが現場のセオリーです。
ステップ2:異物・鋭利な小石の徹底排除
整地作業の中で見落とされがちなのが、土中に埋まっているガラ、コンクリート片、尖った小石、木の枝の除去です。これらが残った状態でシートを敷き、その上を人間が歩いたり砂利の重みが加わったりすると、下からの突き上げでシートに穴が空き、遮光性能が著しく低下します。
ステップ3:不陸(ふりく)調整と平坦化
地面に凹凸や傾斜のムラがあると、シートと地面の間に空間が生まれ、風でバタつきやすくなるほか、雨水が溜まって泥が堆積し、飛来種子の温床になります。レーキ(トンボ)を使って土を均一にならし、水勾配を意識しながら平らな下地を成型します。
ステップ4:入念な転圧作業
土が柔らかい状態のまま敷設すると、後から土が沈下してピンが抜けたり、シートが弛んだりします。転圧プレート(ランマー)や重いローラー、あるいは自重をかけた踏み固めによって、土の密度を極限まで高めることが防草シート雑草対策のコツにおける最重要工程です。