ネット上の節約掲示板やSNSでは、「杏林堂のチラシが出ている日は何を買っても地域最安」という言説が広まっていますが、これは大きな誤解です。プロの視点から見ると、チラシ投下日には消費者の購買意欲を逆手に取った巧みな陳列トラップや、注意すべきルールが存在します。
第1の盲点は、「チラシ掲載外の定番商品」の価格設定です。チラシの最上段を飾る目玉生鮮品や特定メーカーの食用油などは破格の安さを誇る一方、その隣に並ぶ調味料や日用雑貨の一部は、ディスカウントドラッグや大型スーパーの通常価格と同等か、やや高めに据え置かれている事例が見受けられます。「チラシの日だから全部安い」という思い込みによるついで買いは、結果としてトータルの支払額を押し上げる要因になります。
第2の盲点は、ポイント倍デーにおける特定商品の除外ルールです。医薬品の一部、指定ゴミ袋、POSAカード(ギフトカード)、一部の酒類・カウンセリング化粧品などは、ポイント倍付けの対象外に指定されているケースがあります。「ポイント5倍だから」と高額なまとめ買いをしたにもかかわらず、通常ポイントしか付与されなかったという失敗例が後を絶ちません。購入前にレシートの付与予定ポイントを確認する習慣が身を守ります。