物語のクライマックスとなる夏の予選大会。1回戦、2回戦と奇想天外な乱打戦を制して勝ち上がった城徳高校は、ついに宿敵である強豪・堂学附属高校との大一番に挑みます。
最終回のあらすじにおける結末は、甘い奇跡を描くものではありませんでした。序盤から点を取り合い、城徳らしい「どさくさ攻撃」で一時は王者相手に食らいつくものの、終盤に地力の差を見せつけられ、惜しくも敗退を喫します。
しかし、グラウンドを去る球児たちの表情には一点の曇りもありませんでした。自分たちの弱さを受け入れ、知恵と技術のすべてを出し切った彼らは、単なる「勝ち負け」を超えた達成感を掴み取っていたのです。青志先生は研究室へと戻り、球児たちはそれぞれの進路へ。リアルで潔い幕引きは、爽やかな余韻を残す名ラストとして評価されています。