下処理でタレを落とした後は、加熱方法の選択です。加熱のポイントは「水分とアルコールを補給しながら蒸し焼きにする」こと。ここでは家庭にある主要な熱源を使った失敗のない温め直し手順を整理します。
1. フライパンを使った「緑茶・酒蒸し焼き」(最もおすすめ)
フライパン調理は、皮面の香ばしさと身のふんわり感を同時に再現できる最も失敗の少ない方法です。
フライパンにくっつきにくい魚焼き用ホイルまたはクッキングシートを敷き、タレを洗い流したうなぎを皮目を下にして置きます。ここで大さじ1〜2杯の日本酒、または市販の緑茶を回し入れます。緑茶に含まれるカテキンやタンニンは、うなぎの生臭さを消し去り、身を柔らかくする働きがあります。フタをして中火〜弱火で約3分間蒸し焼きにし、水分が飛んだら最後に付属のタレを絡めて軽く照りをつければ完成です。
2. 電子レンジを使った「超速ふっくら温め直し」
時間がない忙しい平日でも、工夫次第でレンジ特有のパサつきを防ぐことができます。
耐熱皿の上にタレを洗い流したうなぎを乗せ、日本酒(または水)を小さじ1程度全体に振りかけます。ふんわりとラップをかけ、500W〜600Wの弱めの出力で40秒〜50秒加熱します。加熱しすぎるとうなぎ内部の脂が破裂して身が縮むため、少し温まった程度で止めるのがコツです。
3. オーブントースターを使った「香ばしパリッと酒蒸し」
外側のカリッとした香ばしさを好む方にはトースターが最適です。
大きめに切ったアルミホイルの中央に薄く油を塗り、うなぎを置きます。酒小さじ1を振りかけたら、隙間ができないようホイルをしっかりと包み込み(舟形にして上部を閉じる)、トースター(1000W前後)で約4〜5分蒸し焼きにします。その後ホイルを開けてハケでタレを塗り、さらに1〜2分加熱して表面にフツフツと気泡が出れば、名店の炭火焼きに近い食感を楽しめます。