乗車券を購入する際、多くの初心者が迷うのが「往復切符を買うべきか、片道にするべきか」という点です。現地取材と旅程効率の観点から導き出した結論は、「片道乗車」の選択が圧倒的に優れているということです。
往復で乗車した場合、所要時間は折り返し待ちを含めて約1時間を要し、往路と復路でほぼ同じ景色を見ることになります。嵐山エリアには天龍寺や竹林の小径、渡月橋など徒歩で巡るべき名所が密集しているため、往復トロッコに時間を割くのはタイムパフォーマンスの面で得策ではありません。
編集部が推奨する代表的な2大片道ルートは以下の通りです。
① 絶景満喫の王道コース(片道トロッコ+保津川下り):
トロッコ嵯峨駅から乗車して終点のトロッコ亀岡駅で下車。駅前から連絡バス(または京馬車)を利用して「保津川下り乗船場」へ移動(所要約15分)。そこから約90分〜120分かけて舟で保津川の渓流を下り、嵐山の中心部(渡月橋付近)へ戻るルートです。行きは崖の上から渓谷を見下ろし、帰りは水面から渓谷を見上げるというダイナミックな対比が楽しめます。
② 時短&経済性重視コース(片道トロッコ+JR山陰本線):
トロッコ亀岡駅で下車後、徒歩約10分でJR山陰本線(嵯峨野線)の「馬堀(うまほり)駅」へ移動。そこからJR普通列車に乗れば、わずか約7分(運賃200円台)でJR嵯峨嵐山駅や京都駅方面へ素早く戻ることができます。移動費用を抑えつつ、嵐山散策の時間を最大限確保したい旅行者に最も選ばれている実践的ルートです。