Q1:2026年現在のRSウイルスワクチンの費用はいくらですか?保険適用はされますか?
A1:予防接種は病気の治療ではないため、公的医療保険の適用外(自由診療)です。ただし、2026年4月より妊婦を対象とした「アブリスボ筋注」は予防接種法上の定期接種となったため、原則として公費負担(自己負担ゼロ)で受けられます。高齢者(60歳以上)の任意接種については全額自己負担となり、相場は約25,000円〜30,000円です。ただし一部の自治体で10,000円前後の助成制度が導入されています。
Q2:妊婦がRSウイルスワクチン(アブリスボ)を打つ最適な時期はいつですか?
A2:添付文書上の適応は「妊娠24週〜36週」ですが、定期接種および学会の推奨時期は「妊娠28週〜36週」です。母体内で十分な抗体が作られ、胎盤を通じて胎児へ移行するまでに約2週間かかるため、最も推奨されるタイミングは妊娠28週〜34週頃となります。
Q3:高齢者のRSウイルスワクチンは毎年インフルエンザのように打つ必要がありますか?
A3:毎年接種する必要はありません。臨床試験において、アレックスビーおよびアブリスボともに接種後少なくとも2〜3シーズンにわたり高い予防効果が維持されることが確認されています。今後の追加接種間隔については各国の保健機関でデータ集積が続けられています。
Q4:生後すぐに赤ちゃん自身が受ける予防薬(ベイフォータス等)との違いは何ですか?
A4:赤ちゃん自身に注射する「ベイフォータス」などは、ウイルスを無力化する抗体を直接投与する抗体製剤(受動免疫)です。一方、妊婦に接種する「アブリスボ」は、母親自身の体で抗体を作らせて胎盤経由で赤ちゃんに渡すワクチン(母子免疫)です。母子免疫が成立していれば、新生児は生まれたその瞬間から体内に抗体を持っており、生後直後の注射負担を減らせる利点があります。
Q5:里帰り出産をする場合、妊婦の公費負担(定期接種)はどう手続きすればいいですか?
A5:住民票のある自治体外で接種する場合、事前に住民票のある市区町村へ「予防接種依頼書」の交付申請が必要です。事前の申請手続きを行えば、里帰り先の医療機関で一度費用を立て替え払いした後に、出身自治体から還付(償還払い)を受けることが可能です。申請から交付まで数週間を要する場合があるため、妊娠24週前後から早めに手続きを進めることをおすすめします。