ネット検索で「ゴリラ屋 炎上の理由」と検索するユーザーの多くが目にするのは、過去にGoogleマップや掲示板で拡散された店主と客のトラブル談です。なかでも議論を呼んだのが、注文したラーメンを大量に残した客に対する店主の厳しい叱責や、店内での私語・長時間のスマホ操作に対する退店勧告でした。一部のレビューでは「理不尽に怒鳴られた」といった感情的な書き込みがなされ、それがSNS上で切り取られて拡散したことで、いわゆる炎上状態に発展した経緯があります。
しかし、古くから通い詰める常連客やラーメン関係者の証言を丹念に追うと、事態の輪郭は全く異なって見えてきます。ゴリラ屋の店主が激しい怒りを露わにする対象は、常に明確です。それは「食べきれない量を興味本位で注文して平然と残す行為」や「ロット運行を妨げる長時間のスマホ弄り」、「近隣住民に迷惑をかける違法駐車」など、店と他の客へのリスペクトを欠いたマナー違反に限られています。
食材原価が高騰する昨今においても、学生や大食漢に腹いっぱい美味いものを届けたいという信念で仕込みを行う職人だからこそ、丹精込めて打った麺を粗末に扱われることに強い憤りを覚えるのは必然と言えます。ゴリラ屋の厳しさは、不条理な悪意ではなく、自らの聖域を守るための防衛反応に他なりません。