青山知可子の映画出演作において、今もなお語り草となっているのが映画『ウンタマギルー』(1989年公開/高嶺剛監督)や、香港映画へ進出して主演を務めた『女機械人(ロボトリックス)』(1991年)などで披露した過激かつ幻想的な演技です。
沖縄の民話をベースにしたマジックリアリズム映画の傑作『ウンタマギルー』では、神秘的なヒロイン・マレー役を熱演。豚の化身という特異な設定ながら、彼女が劇中で見せた艶めかしい濡れ場や官能美は、映画全体の持つ呪術的でエキゾチックな空気感を見事に牽引しました。
当時のインタビューや関係者の証言によると、彼女の大胆演技の真相は「露出そのものを目的としたものではなく、作品が求めるリアリティと監督のビジョンを具現化するための覚悟」であったと伝えられています。商業的な話題作りではなく、徹底して表現者としての信念を貫いたからこそ、それらのシーンは今も色褪せない芸術的魅力を放っています。