「中里=ファミリー向け」というイメージだけで語ると、このゲレンデの本質を見誤る。ゲレンデ上部に足を踏み入れると、一変してスリリングな非圧雪エリアやツリーランコースが牙を剥く。降雪があった翌朝、朝一番のパウダーを狙う上級者たちが静かな火花を散らすエリアだ。
自然の地形を巧みに活かした急斜面では、ディープなパウダーにシュプールを描く快感を存分に味わえる。木々の間を縫うように滑り抜けるツリーランは、熟練の滑り手をも唸らせる本格派。ファミリー層とエキスパート層が同じ山で互いにストレスなく共存できるレイアウトの見事さには感嘆せざるを得ない。