まず大前提として、この施設の正式名称は「都リゾート奥志摩アクアフォレスト」。運営会社の都ホテルズ&リゾーツ(近鉄グループ)は、志摩エリアにおける滞在価値を単なる「宿泊」から「自然環境そのものを売る」方向へと大きく舵を切った。これは2026年の高級リゾート需要急拡大と、翌2026年以降の円安を背景にした訪日客・国内富裕層の二極化を踏まえた戦略とみられる。
公式発表によれば、2026年3月に本館客室フロアの全面改装が完了。客室構成は以下のように整理され、従来の「ファミリー向け大型和洋室」から「大人2〜3名の滞在に特化した空間」へと重心を移した点が大きな特徴だ。
加えて2026年4月には、大浴場「深海の湯」がリニューアルオープンした。志摩灘を望む露天岩風呂に加え、敷地内の自噴井戸から湧くナトリウム塩化物泉を掛け流しで利用できるよう設備を更新。日没後の時間帯には照明を落とし「星見風呂」として運営する施策が始まり、公式サイト上の月間予約数は前年比185%(2026年5月時点)に達している。