女優としての小林麻美は、松田優作と共演した映画『野獣死すべし』(1980年)での鮮烈な演技によって、日本映画史にその名を刻んだ。虚無感漂う映像世界の中で見せた儚くも強い存在感は、今なお多くの映画ファンの間で語り継がれている。
また、引退から四半世紀を経た2016年に雑誌『ku:nel』の表紙を飾り、電撃的な誌面復帰を果たした出来事は大きな話題を呼んだ。集英社などのグラビアで一時代を築いた若き日の尖鋭的な美しさから、年齢を重ねた深みのある大人のエレガンスへと昇華した姿は、多くの女性たちに深い感動を与えた。