野外スタジアムである味の素スタジアムにおいて、雨天時の快適性を左右するのが「スタンド屋根のカバー範囲」です。公式設計上、観客席の約4分の3を覆うテフロン膜の屋根が設置されていますが、すべての座席が雨から守られているわけではありません。
現地の構造と天候条件から導き出される、雨に濡れる席と濡れない席の実質的なボーダーラインは次の通りです。
スタンド上層席(2階席):
上層席(1〜27列)は、ほぼ全エリアが屋根の下に位置しています。台風のような猛烈な横殴りの強風雨でない限り、通常の雨であれば傘やカッパなしでも濡れずに観戦が可能です。
スタンド下層席(1階席):
屋根の先端は、スタンド下層の「おおむね19列目〜20列目の真上」までしかせり出していません。そのため、以下のような明確な分岐点が生じます。
- 1列〜15列(下層前方):確実に雨に濡れます。屋根の庇(ひさし)が全く届かないため、雨天時はレインコートやポンチョの着用が必須です。客席内での傘の使用は視界を遮るため禁止されています。
- 16列〜25列(下層中段):風向きによって雨粒が吹き込む境界エリアです。無風の垂直に降る雨であれば20列付近から濡れにくくなりますが、少しでも風があると25列目付近まで雨が差し込みます。
- 26列〜47列(下層後方):上層スタンドの張り出しが庇となるため、雨天時でも高い確率で雨を回避できます。30列目以降を確保できていれば、雨具を着込まず快適に過ごせるケースが大半です。
アリーナ席(ライブ時):
アリーナには一切の屋根がありません。雨天時は足元に水が溜まりやすいため、レインポンチョに加えて荷物を完全に密閉できる大容量のゴミ袋(45L〜70L)を持参し、防水対策を徹底することが鉄則です。