SNSや大手掲示板、指導者コミュニティにおける評判・口コミを検証すると、ショパンコンクールインアジアに対する参加者のリアルな実態が浮かび上がってきます。
好意的な意見として圧倒的に多いのは、「本場ポーランドの審査員から直接もらえる講評が非常に勉強になる」「全国・アジア大会の会場(昭和音楽大学ユリホールなど)の音響が素晴らしく、貴重な演奏体験になる」という点です。著名な国際ピアニストや海外音大教授が耳を傾けるステージは、単なる国内大会を超えた緊張感と高揚感をもたらします。また、入賞者の中から本家ワルシャワのショパン国際ピアノコンクール本戦や予備予選へ進出するピアニスト(過去の受賞者経歴を見ても国内トップクラスの若手演奏家が多数輩出)が継続的に出ている点も、大会の権威性を裏付けています。
一方で、現場からは切実な苦悩の声も聞かれます。「地区大会によって参加者のレベル差が激しく、激戦区のホールでは高得点でも落選することがある」「年末年始に全国大会が集中するため、家族全員のスケジュール調整や遠征費用の負担が重い」といった現実的な問題です。また、「テンポが速い演奏が好まれるのでは」というネット上の噂が散見されますが、実際の審査員評では「速さよりも一音一音の音質とタッチのコントロール」を評価するコメントが圧倒的多数を占めており、ネット上の俗説に惑わされない冷静な判断が必要です。