1999年にジャニーズ事務所に入所した田口淳之介は、ジャニーズJr.時代からその恵まれた体躯と爽やかなルックスで頭角を現していました。2001年にKAT-TUNが結成されると、ワイルド&ダークをコンセプトにしたメンバー陣の中で、唯一無二の「正統派王子様系」のポジションを担い、グループのカラーに絶妙なバランスをもたらしました。
2006年のメジャーデビューシングル『Real Face』がミリオンセラーを達成した当時、音楽番組や雑誌のグラビアで見せた圧倒的なビジュアルは、今なおSNS上で「平成の美男子の完成形」「スタイルの良さが異次元だった」と語り継がれています。180cmを超える長身から繰り広げられるキレのあるステップやタップダンスは、グループのパフォーマンスに奥行きを与えていました。
俳優としての活躍も目覚ましく、出演ドラマの代表作において独自の存在感を示しました。日本テレビ系『有閑倶楽部』(2007年)での美堂グランマニエ役や、フジテレビ系『花嫁とパパ』(2007年)など、華やかな役柄で視聴者を惹きつけました。中でも決定打となったのが、堺雅人主演の大ヒット法廷ドラマ『リーガル・ハイ』シリーズ(2012年〜2014年)における加賀蘭丸役です。
蘭丸は、主人公・古美門研介の右腕として裏の調査や潜入工作を軽やかにこなす謎多き青年であり、田口の持つ飄々とした魅力と身体能力が見事に合致したハマり役となりました。脚本を手掛けた古沢良太氏のテンポの速い会話劇の中でも埋もれない演技力を見せ、アイドルファン層のみならず一般視聴者やドラマ評論家からも「俳優・田口淳之介」としての実力を高く評価された全盛期でした。