兼近大樹のネットの反応を観察すると、一般的なタレントでは見られないほど賛否両論が鮮明に分かれています。SNS(XやInstagram)、Yahoo!ニュースのコメント欄、さらには掲示板等の言及を精査すると、そこには明確な感情の境界線が存在します。
まず、強固な支持層を形成しているファンの声を見ると、「環境に恵まれなかった若者が、努力と反省によって人生をやり直せるという希望になっている」「綺麗事ばかり言う知識人よりも、どん底の痛切な現実を知っている兼近の言葉のほうが圧倒的に胸に響く」という共感が多数を占めます。特に、若年層や生きづらさを抱える層にとって、彼の飾らない言葉と生身のリアリティは強力なエンパワーメントとして機能しています。
一方で、厳しい批判を向ける層の論拠もまた明確です。「いかに昔のこととはいえ、犯罪に関わった人間が公共の電波で偉そうに意見を述べることに嫌悪感がある」「被害者の存在を考えたとき、美談として消化される風潮には納得できない」といった意見です。こうした声は、彼がニュース番組で道徳や社会問題に言及するたびに再燃する傾向にあります。この二面性こそが、現在の兼近大樹という芸人が背負い続ける宿命であり、強烈なアテンションを生み出し続ける要因でもあります。