駅近で就職実績も申し分ない一方で、実際のキャンパスライフには単一学部特有の環境ゆえの賛否が存在します。在学生・卒業生の手記やSNS、学内関係者への聞き取り取材から、リアルな現場の様相を深掘りします。
まず日常の食事を支える関西大学高槻ミューズキャンパス学食ですが、キャンパス内には学生食堂のほか、一般市民も利用可能な「ミューズレストラン」が設置されています。日替わりランチや麺類、カフェメニューがリーズナブルな価格で提供されており、学生街特有の雑然とした雰囲気ではなく、清潔感のある落ち着いた空間が広がっています。また、キャンパスを一歩出ればJR高槻駅前の商業施設群が広がっているため、ランチ難民になる心配は皆無といえます。
学術環境の要である関西大学高槻ミューズキャンパス図書館利用については、同キャンパスにある「ミューズ図書館」が防災・危機管理・安全工学分野において国内最高水準の専門書・学術誌を所蔵しています。千里山キャンパスの総合図書館とオンラインで緊密に結ばれており、他キャンパスの蔵書も迅速に取り寄せ可能です。さらに、所定の手続きを踏めば18歳以上の地域住民や社会人研究者にも閲覧・利用登録が開放されており、地域の知の拠点としての役割を果たしています。
一方で、学生の生の声からは独特のジレンマも浮き彫りになります。「千里山キャンパスのような、何千人もの学生が広場でたむろしてサークル勧誘で賑わう『ザ・マンモス大学』のキャンパスライフを期待すると肩透かしを食らう」という証言です。同じビル内に初等部の児童や中高生がいるため、キャンパス内の風紀やセキュリティチェックは非常に厳格であり、廊下や共有スペースでの行動には一定の節度が求められます。「高校の延長のようなアットホームさと落ち着きがある反面、他学部の友人を作りにくい」という点は、単一学部キャンパスならではのリアルな実態です。