寝すぎ頭痛に見舞われた際、良かれと思って行った行動が痛みを爆発的に悪化させるケースが多々見られます。ネット上で流布されている誤った対処法や、直感的な勘違いを是正しておく必要があります。
誤解1:「血行を良くすれば治る」と熱い風呂やサウナに入る
肩こり由来の緊張型頭痛であれば入浴は効果的ですが、寝すぎによる片頭痛発作中に湯船に浸かったりサウナに入ったりすると、全身および脳の血管が一気に拡張します。その結果、心臓の拍動に合わせて耐え難い激痛が走り、激しい吐き気を催して倒れてしまう危険すらあります。痛みが脈打っている間は、熱いシャワーや入浴は絶対に避けてください。
誤解2:「頭が痛いからもう一度眠る」二度寝のスパイラル
痛みをやり過ごそうとさらにベッドに潜り込む行為は、低血糖と脱水状態をさらに進行させ、脳血管の拡張状態を長期化させます。起きたときに頭痛を感じたら、二度寝をするのではなく、まずは一度起き上がって常温の水または経口補水液を補給し、座位で体を休めるのが正解です。
誤解3:「マッサージで首やこめかみを強く揉む」
炎症を起こしている三叉神経周辺を力任せに指圧・マッサージすると、患部の神経刺激が増幅し、かえって痛みが激化します。患部は揉むのではなく、「静かに冷やして圧迫しない」ことが基本原則です。