知ってる」の敬語、実は9割が間違えている!正しい使い分けを徹底解説

知ってる」の敬語、実は9割が間違えている!正しい使い分けを徹底解説

知ってる」の敬語、実は9割が間違えている!正しい使い分けを徹底解説にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

謙譲語を使う段階で最も多くの人が混乱するのが、「存じる」と「存じ上げる」の使い分けです。ここには人や物の対象による違いという明確な文法上の境界線が存在します。

原則として、対象が「人」である場合は「存じ上げる」を使用します。「〇〇様のお名前はかねてより存じ上げております」「貴社の担当役員様はよく存じ上げております」といった形です。「上げる」という補助動詞が付くことで、知っている対象である人物に対する直接的な敬意が込められます。

これに対し、対象が「出来事」「情報」「物」「事実」である場合は「存じる」を用います。「そのニュースにつきましては以前から存じております」「仕様変更の件はすでに存じております」とするのが正しい用法です。物や事柄に対して「存じ上げております」を使ってしまうと、概念を不自然に擬人化して敬うことになり、敬語として不格好な印象を与えます。

例外的なグレーゾーンとして「企業名・団体名」があります。「〇〇株式会社様のお名前は存じております」と「存じ上げております」の双方が使われますが、企業そのものを法人格(人)として強く敬意を示す文脈では「存じ上げております」、単なる企業情報やブランド名として言及する際は「存じております」と使い分けるのが自然です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。