高額なブランド服を買わなくても、ユニクロやGUといったファストファッションのベーシックアイテムを正しく組み合わせれば十分に洗練される。これがMB説の基本スタンスだ。しかし、目の肥えたファンがさらに上の品質を求めた際に提示された答えが、自身が手掛ける『MBハイエンドブランド』である。
ここで明かされた業界の裏知識は非常に刺激的だ。通常のアパレル流通では、原価率が20〜30%程度に抑えられるのに対し、彼の D2C(Direct to Consumer)モデルでは中間マージンや店舗維持費を徹底排除。原価率50%以上というハイブランドと同等以上の極上素材を使ったアイテムを、適正価格でファンに届ける。服の原価や素材構造まで明かすオープンなスタイルは、既存のアパレルビジネスに対するアンチテーゼとも言える。