代表の戦術的核心を担うのは、間違いなくこの二人の若き才能だ。身長172cmの小柄な身体でNBAの巨漢たちの隙間をすり抜け、アリーナを沸かせる河村勇輝。彼の視野の広さとコート上の判断スピードは、国際バスケットボール連盟(FIBA)の解説者たちすら絶句させるレベルに達している。
一方、ディープスリーを易々と沈める富永啓生のシュート力は、相手ディフェンスにとって悪夢以外の何物でもない。「当たれば止められない」のではなく、「打たせたら終わり」という恐怖感を植え付ける存在。この2人がコート上で揃った瞬間、相手のディフェンス陣形は横に大きく拡がらざるを得ず、インサイドへのペネトレーション空間が劇的に生まれるのだ。