物語の中心を担うのは、主人公「ちいかわ」、その親友「ハチワレ」、そして圧倒的な異彩を放つ「うさぎ」の3匹だ。一見すると可愛らしいだけのトリオだが、彼らの関係性に宿るドラマの熱量は並のサスペンス映画をもしのぐ。
気弱ですぐに泣いてしまうちいかわに対し、洞窟暮らしの極貧生活を送りながらも前向きに言葉を紡ぐハチワレ。そして、「ヤハ」「ウラ」といった奇声とともに圧倒的な戦闘力で事態を打破するうさぎ。資格試験の合否に見られる残酷なコントラストや、極限状態で見せる友情の絆は、単なる「萌え」を超えた強烈なカタルシスを観客に与えている。