チャトゥチャック市場の内部は、合計27のセクション(Zone)に区分されています。外周を取り囲む幅広の環状メインストリートと、その内側に網の目のように走る無数の細い路地「ソイ(Soi)」で構成されているため、事前におおよそのエリア配置を頭に入れておくことが迷子防止の鉄則です。
敷地中央にそびえ立つ「時計塔(Clock Tower)」は、市場全体の絶対的なランドマークです。万が一同行者とはぐれた場合や方角を見失った際は、頭上の看板にある「Section番号」と「Soi番号」を確認しながら、一度時計塔を目指してメインストリートに出ると位置関係を素早くリセットできます。
ジャンルごとの主要セクション配置は以下の通りです。
- セクション2〜4、セクション23〜24:若手タイ人デザイナーのブティック、個性派ストリートファッション、古着リメイク、シルバーアクセサリー
- セクション7〜9:コンテンポラリーアート、絵画、アンティーク彫刻、クラフト作品
- セクション10〜24(中層エリア):タイパンツ、カジュアル衣料、アジアン柄ワンピース、水着、スニーカー
- セクション17〜19:セラドン焼き、ベンジャロン磁器、木製カトラリー、テーブルウェア
- セクション25〜26:アロマオイル、ハーブ石鹸、タイシルク、スパ用品、お土産用小分けスナック
- 外周メイン通り・セクション中心部:名物パッタイ、ココナッツアイス、マンゴースムージーなどの屋台グルメ
効率的な回り方の黄金律は「午前中(9:30〜12:00)に屋根付き路地内の買い物を済ませ、午後から冷房施設へ退避する」スケジュールです。正午を過ぎるとトタン屋根の下は熱気がこもり、体感温度が40度近くまで上昇します。体力を奪われる前に目当ての雑貨や衣類を確保し、午後は隣接するエアコン完備のショッピングモール「Mixt Chatuchak」や市場内のカフェで休憩を挟むプランが推奨されます。
また、市場内での買い物は「一期一会」です。1万5,000店もある中で「あとでもう一度戻って買おう」と考えても、同じ店に自力で再訪することは至難の業です。心惹かれるアイテムに出会った際は、その場で決断するか、スマートフォンの地図アプリにピンを立て、店舗看板の「Section / Soi番号」を写真に収めておく必要があります。