唐田えりかのキャリアを語る上で欠かせないのが、韓国事務所「BHエンターテインメント」とのマネジメント契約です。同社は世界的名優イ・ビョンホンが設立した韓国屈指の実力派プロダクションであり、ハン・ヒョジュ、キム・ゴウン、パク・ボヨンなど、韓国映画・ドラマ界の主役級俳優が多数在籍しています。
契約が締結されたのは2017年9月のこと。当時、フラームとBHエンターテインメントが業務提携を結ぶ中で、BH側の首脳陣が唐田の持つ独特の透明感と映画的なスクリーン映えに強く着目したことが発端となりました。日本の所属事務所が海外エージェントを介して作品ごとにキャスティングされる一般的な形とは異なり、現地事務所が直接マネジメントを引き受ける異例の体制が構築されたのです。
進出直後から、彼女の韓国における評判は急速に高まりました。2017年には韓国の伝説的ボーカルグループ「Brown Eyed Soul」のミュージックビデオに出演し、翌年には大手家電メーカーLGエレクトロニクスのスマートフォンCMに抜擢。現地メディアは「日本の次世代ミューズ」「圧倒的な純粋美」と大々的に報じました。
特筆すべきは、彼女が挑んだ徹底的な韓国語の習得です。多忙な撮影スケジュールの合間を縫い、専門の語学指導を受けながら短期間で日常会話から演技用セリフまでをマスター。台本のハングル表記を丸暗記するのではなく、子音・母音の発声構造から叩き込んだ努力が、後のブレイクへと結びつきました。