教団を離れた元信者や2世たちの多くは、今も複雑な葛藤の中で暮らしています。教団と絶縁したことで実家からの援助や連絡を一切絶たれ、冠婚葬祭にすら呼んでもらえないケースは珍しくありません。周囲に同じ境遇の友人がおらず、孤独感を深めてしまう人も多く存在します。
こうした状況を打開するため、近年では元2世らによる自助グループやNPO法人による脱会・自立支援ネットワークの活動が活発化しています。安全なシェルターの提供や、過去のトラウマを共有し合えるコミュニティの存在が、孤立を防ぐ防波堤となっています。
過去に縛られた人生を取り戻し、自分自身の価値観で新たなキャリアや人間関係を築き始めている当事者も着実に増えています。社会が彼らを「被害者」として特別視するだけでなく、自立した一人の市民として受容する土壌が不可欠です。