日米の安全保障研究機関(CSISなど)が実施する公開シミュレーションにおいて、日本防衛のシナリオは「多層防衛と日米共同作戦」を軸に展開されます。仮に周辺国からの武力攻撃事態が発生した場合、以下のようなフェーズで防衛作戦が進行します。
第一段階:領域横断作戦による侵攻阻止
宇宙・サイバー・電磁波領域での妨害工作を無力化しつつ、侵攻を試みる敵海上戦力に対し、12式地対艦誘導弾能力向上型やトマホーク巡航ミサイルによる遠距離からの反撃を実施。敵が日本領海・領空に到達する前に着上陸能力を奪います。
第二段階:日米安保条約に基づく米軍との打撃力連携
自衛隊が「盾」として防空・対艦迎撃を担いつつ、統合司令部の指揮下で米軍の打撃力(「矛」)とリアルタイムで情報共有を行い、共同で敵の補給拠点や発射基地を封殺します。
第三段階:離島防衛部隊と水陸機動団の展開
万が一離島が一時的に占拠された場合でも、陸上自衛隊水陸機動団(日本版海兵隊)がオスプレイや高速輸送艦を駆使して迅速な奪回作戦を実行します。