ネット上の不動産コミュニティやQ&Aサイトには、保証会社の審査に関して多くの都市伝説や誤解が蔓延しています。賃貸市場の現場取材から見えてきた「よくある誤解」を是正します。
誤解①:「自己破産や債務整理をした人間はエルズサポートに絶対受からない」
これは完全な誤解です。自己破産や任意整理の記録が登録されるのはCICやJICC、全国銀行個人信用情報センター(KSC)といった金融信用情報機関です。エルズサポートが照会するLICCには、裁判所の破産官報情報やクレジットカードの債務整理歴は原則として共有されません。過去に借金を整理していても、現在定職に就いており、過去に家賃未払いがなければ問題なく通過します。
誤解②:「非正規雇用や水商売の人間は門前払いにされる」
これも事実ではありません。保証会社が求めているのは「職業の社会的ステータス」ではなく「月々の家賃を継続して支払えるキャッシュフローの有無」です。派遣社員やアルバイト、夜職の方であっても、給与明細の控えや確定申告書の控えを提出し、家賃比率が適正であれば承認されます。むしろ、嘘の勤務先を書くことこそが即死トラップになります。
誤解③:「一度審査に落ちたら一生同じ物件に住めない」
エルズサポートで否決された場合でも、その物件の管理会社が複数の保証会社と提携していれば、第二審査(別の保証会社)へ回すことで契約を完了できるケースが多々あります。また、親族を契約者にする「代理契約」へ切り替えることで、同じ物件に入居するルートも開かれています。