芽出しに挑戦する初心者が直面する最大の壁が腐敗だ。せっかく用意した種芋が黒くドロドロに溶けてしまう原因の9割は、温度不足と過剰な水やりにある。特に水やりについては「芽が出るまでは基本的に追加の水やりは不要」と心得たい。
第一の失敗パターンは、冷えた水道水を毎日バシャバシャとかけること。これによって箱の中の地温が下がり、湿地状態となって根線虫や細菌が繁殖する。第二の失敗は、光を当てようと直射日光の当たるベランダに出しっぱなしにし、夜間の急激な冷え込みで種芋を低温障害に晒すこと。第三は、上下を逆にセットしてしまうミスだ。発芽部を慎重に見極め、芽の先端を上に向けてセットする姿勢が求められる。